雑記

2022年の勉強会の記録

2019年から勉強会を開催してきた。過去の記録は次のとおり。 yoshikazukojima.hatenablog.com yoshikazukojima.hatenablog.com yoshikazukojima.hatenablog.com yoshikazukojima.hatenablog.com yoshikazukojima.hatenablog.com yoshikazukojima.hatenablog.…

2021年後半の勉強会の記録

今日で私が主催する勉強会(2021年)が終わった。 過去の記録は次のとおり。2019年から続けている。 yoshikazukojima.hatenablog.com yoshikazukojima.hatenablog.com yoshikazukojima.hatenablog.com yoshikazukojima.hatenablog.com yoshikazukojima.haten…

大学教員とメンタルヘルス

結構前に買ったのだが、最近ようやく読み始めた本がある。 www.routledge.com この本のレビューとしては次のものがある。 blogs.lse.ac.uk なぜこのような本を読んでいるのかというと、院生時代から今に至るまで「しんどい」と感じることが多いからという理…

アンソニー・ドーア『メモリー・ウォール』の一節

数年前に読んだ小説の引用メモが出てきた。 とても印象的な言葉だったので、忘れないようにというだけで記事を書く。その小説は、アンソニー・ドーア『メモリー・ウォール』(新潮クレスト・ブック)。 honto.jp 十代の頃は小説をよく読んでいたのだが、忙し…

キャリア教育の難しさ

定期的に村井実『教育学入門(上)(下)』(講談社学術文庫)を読み直している。教育活動を振り返るときにとてもよい本だと思う。古書でしか入手できないのがもったいない。せめて電子書籍化してくれたらいいのに。 同書(下)に「教職と教師の問題」という…

2021年度前期の授業終了

2021年度前期授業が終わった。 当初は「対面いくぞー!」という状況だったが、感染状況に応じてオンライン(Zoom)に切り替え、「そろそろ対面に戻そうか」という頃に私が体調を崩し、万が一のことを考えてそのままオンラインとなったり、「最後は対面いくぞ…

『ライティングの哲学』を読んで

千葉雅也・山内朋樹・読書猿・瀬下翔太『ライティングの哲学』(星海社)を読んだ。 www.seikaisha.co.jp 野暮だと思うが、あとで読み直したいので、千葉雅也さんによる「あとがき」を一部引用する。 結果的に本書は、ちゃんとしなければという強迫観念から…

2021年前半の勉強会の記録

バタバタしていて恒例の記録を忘れていた。 過去のものは以下のとおり。 yoshikazukojima.hatenablog.com yoshikazukojima.hatenablog.com yoshikazukojima.hatenablog.com yoshikazukojima.hatenablog.com そして、2021年前半は次のとおり。 第19回:デヴィ…

大学教員というキャリア選択と地域移動

専任教員としての職を得ようとしている研究者にとって、地理的にどの範囲で求職活動をするかは大きな問題になるはずだ。 例えばパートナーが東京で働いていてその仕事をずっと続けたいと考えている、また自分とパートナーの子供が未就学児だとして、パートナ…

ロザリンド・ギル「沈黙を破る―新自由主義化する大学の”隠された傷”」の訳者解説

[前ブログの2021年3月10日の記事] かつての同僚である竹端寛先生(兵庫県立大学)と以下の論文を翻訳しました。 ロザリンド・ギル「沈黙を破る――新自由主義化する大学の‟隠された傷”」『法学論集』第87号 訳者解説にも書いたように、昨年3月中旬段階である…

神代健彦『「生存競争」教育への反抗』の感想

[前ブログの2021年2月18日の記事] *以下、勢いでバーッと書いたものなので、整理が出来ていない。あとで加筆・修正するかもしれない。 大変に面白かった。 現代における教育という営み、あるいは教育に関する欲望がどのような状況に置かれているのかが明…

デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ』の感想

[前ブログの2021年2月12日の記事] 管理人(?)を務める勉強会で、評判のデヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ』(岩波書店)を読んだ。以下は、その一部になる。本当にざっくりした感想。 ■「何を根拠にそう言っているのだ?」「本当だろうか?」…

2020年後半の勉強会の記録

[前ブログの2020年12月24日の記事] 多くの方がそうであろうと思うが、2020年何をしていたのかよく覚えていないくらいバタバタで、もう年末ということで絶望している。どうにか生き延びることができそうなので、それはよかった。「もういい年齢なのだから自…

2020年前半の勉強会の記録

[前ブログの2020年8月23日の記事] はっ!もう8月末だ…ということで絶望しているが、ともかくスローペースで勉強会を続けてきた。 今年前半はとにかく新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のせいで色々出来なかった。昨年半ばに研究者としての今後数年間の…

2019年の勉強会終了

[前ブログの2019年12月18日の記事] 以下の書籍や論文を読んだり、参加者の研究経歴についてざっくばらんに話をした。 第1回:稲葉振一郎『社会学入門・中級編』有斐閣 第2回:Mario Luis Small "‘How many cases do I need? ’ On science and the logic of…

研究時間がなかなかとれないから勉強会をやることにした

[前ブログの2019年8月15日の記事] こんにちは。 研究者同士が会うとだいたい「忙しい。研究時間をとるのが難しい」という話になる。そういえば、最近英語圏で初期キャリアにある研究者の「オーバーワーク」問題等に関する記事も読んだ。 自分も「研究時間…

学生が「教育社会学」の授業で作成した問題

[前ブログの2017年11月19日の記事] 部屋を掃除していると、本棚の奥から「教育社会学期末レポート」なるクリアファイルが出てきた。ファイルを開けると、何年も前に自分が担当していた教職課程の授業(教育社会学)の期末レポートが出てきて、あらためて読…

「キャリア教育」と社会制度を結び合わせること

[前ブログの2014年7月3日の記事です] 現在「キャリア教育」の授業を担当している。オムニバス授業を含めていくつか担当しているが、以下の話は自分単独でやっている授業の一つについて。 「キャリア教育」担当になったのだが、さて何を扱うのかと悩んだ。…