2021年度前期の授業終了

2021年度前期授業が終わった。

 

当初は「対面いくぞー!」という状況だったが、感染状況に応じてオンライン(Zoom)に切り替え、「そろそろ対面に戻そうか」という頃に私が体調を崩し、万が一のことを考えてそのままオンラインとなったり、「最後は対面いくぞー!」と思ったものの、学内で感染者が連続して出たこともあって、学内基準に従って結局オンラインになった。

 

最終的に、学生のグループ発表の質は高く、提出物の出来もよかった。学生による授業評価(いわゆる授業アンケート)をみても数値上は悪くない*1。だが、全面オンラインだった昨年度同様にスッキリしない感じが残る。学生が無記名で授業について書いてくれたものを読むと、「それなりに出来たのかもしれない」と安心はするが、スッキリしないのだ。

 

さすがにオンライン授業をやりはじめておよそ2年経過しているので、慣れたところはある。オンラインのメリットも強く感じている。

 

とはいえ、対面授業が当たり前だった頃(ずっと昔に感じる!)の、最後の授業が終わったときの独特の高揚感はない。もちろん最後までたどり着いた以上、ホッとした気持ちはある。

 

今学期担当した授業には「メンター」という、いわゆるSA(学生アシスタント)が入っている*2。毎回授業が終わると、かれらと簡単にその日のリフレクションを行ない、次の授業前には次どうするかの作戦をねる。授業後に少しだけ残ってもらって話し合うこともあるし、LINEでやりとりをすることもある。とにかく、かれらがいてくれたからこそ、気持ちをきらさず、最後までやれたと思っている。対面だろうがオンラインだろうが、誰かと気軽に話せる環境が必要だと強く感じた学期でもあった。

 

とにかく、最後までたどり着けてよかった。大げさに思う方もいるだろうが、ほとんどの大学教員はそう思っているのではないだろうか。

 

*1:授業アンケートをどう見るかは複雑であり、解釈には慎重であるべきなのはわかっているが、数値が高いと嬉しいのは確かなんですよね…

*2:大規模授業ではなく、初年次ゼミにSAが入っているのは珍しいのではないだろうか?