【イベント】[7月4日]大学教員以外のキャリアってどうなの?

こちらですが、この少し前に高熱が出てイベントを実施できないと判断し(なお発熱外来にいき、抗原検査をしたところ「陰性」でした)、中止/延期しました。関係者には事前連絡済みです。お一人おひとりに謝罪のご連絡をしました。

 

 

イベントをやります。*定員に余裕があるので締切延長します。以下、締切延長にあわせて本文を若干修正しました。

 

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press.princeton.edu

 

『Leaving Academia』は、大学教員の道を考えていた著者が紆余曲折のすえ、違うキャリアを歩むことになったその軌跡について書かれている本で、大学の世界を離れることを決めた際の迷いや不安、そしてよい仕事にたどりつくにはどうしたらよいかを明快に紹介した本です。著者は、西洋古典学で博士号を取得した方で、今はコンサルタントとして仕事をしています。

 

同書の1章「恐れ」の結論部分では次のように書かれています(ざっくりとした訳です)。なお、1章は、高等教育機関から離れることを決意した著者の「恐れ」について書かれています。

 

“知的生活”から抜け出そうとするほとんどの研究者にとって最大の障壁となるのは、自分がその世界から抜け出したいと考えていることを認めるということです。この心理的制約を認識すれば、自分の仕事が自身のアイデンティティやより広い目標とどのように関連しているかを想像することができ、新しいパラダイムを採用することが容易になります。これからの道を歩むのはあなた一人ではありませんし、その先にあるものにワクワクすることだってあるはずです。暗い部分があっても、過剰に不安にならないでください。恐怖に立ち向かうことで、前を見据える力が生まれます。そして、もしあなたが旅を見通せるかどうか疑問に思ったり、慣れ親しんだものに戻りたくなったりしたときは、現在のガイド[本書]や彼のような多くの人がこれまで無事に旅を終えてきたことを知って、安心できるでしょう。

 

面白い本だったので紹介をしようと思い、このイベントを考えました、また、現在民間企業研究所でお仕事をされている知人にお声がけし、どうしてその道を歩んだのか、そして違う場所から大学や大学教員はどのように見えているのか等お話いただこうと思います。

 

私と研究所にお勤めの方が「報告」をしますが、参加してくださる方とゆるくおしゃべりができたらとも思っています。

 

お時間があれば、参加してください。どうぞよろしくお願いいたします。